「気づいたら3時間経っていたこと」を探してください
自分の才能がわからない。向いている仕事が見つからない。そんなとき、いきなり職業名を探す必要はありません。
まず思い出してほしいのは、「気づいたら3時間経っていたこと」です。
人には、30分でも疲れることと、3時間やっても疲れないことがあります。後者には、あなたが自然に集中できる適性のヒントが隠れています。
1. 時間を忘れる対象を書き出す
文章を書く、人と話す、調べる、料理する、企画する、数字を見る。あなたが時間を忘れて取り組めるものを、思いつくままに書き出してください。
大切なのは、世間で評価される活動かどうかではありません。気づいたら時間が経っていたという、自分の感覚です。
「好きなこと」を考えると、趣味や娯楽だけを思い浮かべる人もいます。しかし、夢中になれることは、すでに職業の形をしているとは限りません。小さな行動の中に、適性の原型があります。
2. 30分で疲れることと比べる
次に、30分でも疲れてしまうことを書き出します。
人には2種類の時間があります。短時間でも消耗する時間と、長時間でも自然に続く時間です。この差は、努力不足ではなく、適性の違いかもしれません。
たとえば、人と話すと疲れる人もいれば、話すほど元気になる人もいます。数字を扱うと消耗する人もいれば、数字を見ると夢中になる人もいます。
自分を責める前に、時間の質を比べてみましょう。
3. 時間を忘れたことを一つ書き出す
時間を忘れたことが見つかったら、まず一つだけ具体的に書き出します。
「動画を見る」ではなく、「動画の構成を分析する」。「人と話す」ではなく、「相手の話を聞いて整理する」のように、何に夢中になっていたのかを細かくします。
その一つが、あなたのスイートスポットを探す手がかりになります。
3つの職業が見つかる可能性
人は生まれつき、スイートスポットと呼ばれる3つの職業を持って生まれてくる、と考えることができます。
夢中になれることが見つかっても、それがそのまま一つの職業になるとは限りません。けれど、時間を忘れる行動を起点にすると、自分に合う働き方を探しやすくなります。
才能がないのではありません。まだ、自分が時間を忘れる場所を見つけていないだけかもしれません。
今日からできること
紙やメモに、次の3つを書いてください。
- 気づいたら3時間経っていたこと
- 30分でも疲れること
- もう一度試してみたいこと
その中から、気づいたら3時間経っていたことを一つ選び、今日もう一度やってみます。続けたときに、どんな役割や仕事につながるかを考えるのは、その後で構いません。
時間を忘れる瞬間は、あなたの適性がすでに動き出しているサインです。まずは、今日一つだけ見つけてみてください。

