会社名や役職を外したとき、あなたは何をしますか?
「定年後に何をしますか?」と聞かれて、すぐに答えられるでしょうか。
答えられない人は、会社が人生になっている可能性があります。会社名、役職、肩書を自分の名前の一部として生きていると、それらを外したときに、何をすればいいのかわからなくなるからです。
肩書はあなたの役割であって、あなた自身ではない
部長、社長、〇〇会社勤務。これらは、社会の中で担っている役割や所属を表します。
もちろん、役割は大切です。しかし、役割を自分そのものだと思い込むと、役割を失ったときに自分まで失ったように感じます。
会社名、役職、肩書を全部取り除いたとき、「あなたは何をして生きたいですか?」と考えてみてください。
この問いに答えるためには、定年後の予定を細かく決める前に、肩書の外にある自分を知る必要があります。
定年後ではなく、今から探す
人は生まれつき、スイートスポットと呼ばれる3つの職業を持って生まれてくる、と考えることができます。
スイートスポットは、定年を迎えてから突然現れるものではありません。今の生活の中で、気づくと時間が経っていること、何度でもやりたくなること、誰かに頼まれなくても続けられることにヒントがあります。
仕事の肩書だけを見ていると、こうした手がかりを見落とします。
文章を書く。人と話す。調べる。料理する。企画する。教える。ものをつくる。数字を整理する。
どれが正しいという話ではありません。あなたが自然に続けられる活動を見つけることが大切です。
肩書を失っても残るものを考える
肩書を失っても、あなたの中に残るものは何でしょうか。
知識、人に伝える力、相手の話を聞く力、ものごとを整理する力、場をつくる力。会社から与えられた肩書がなくなっても、身につけた力や、もともとの適性まで消えるわけではありません。
むしろ、肩書がなくなったときに、何をしているときの自分が自然なのかが見えやすくなります。
今日からできる3つの質問
紙に、次の質問への答えを書いてみてください。
- 会社名、役職、肩書を全部外したら、何をして生きたいか
- 誰に頼まれなくても、続けてしまうことは何か
- それを必要としている人は誰か
すぐに答えが出なくても問題ありません。書き出すことで、会社の外にある自分の輪郭が少しずつ見えてきます。
肩書がなくなっても、あなたの役割は残る
定年は、人生の役割が終わる日ではありません。会社から与えられていた肩書を、自分で選ぶ役割へ切り替えるタイミングです。
定年後になってから慌てる必要はありません。今から、肩書の外にある自分のスイートスポットを探してください。
肩書を失っても、あなたに残るものは何ですか?その答えが、これからの人生をつくる手がかりになります。


