水地比(すいちひ)

水地比(すいちひ)初爻

「地と水がなじみ、万物を育てる」という意味で、人との和合を示します。今は強運とは言えませんが、何事にも誠心誠意の努力で基盤を固めることが大切です。周囲の人に、たっぷりの思いやりをもって接してください。意外な吉報があるでしょう。

水地比(すいちひ)2爻

外見より内実を見ると吉。人に対しても、心からの信頼関係を築けるかどうかを判断すべきです。また、立場が上の人に対しては、誠意を示しましょう。自分の軸がぶれないように心がけ、主体的に行動を起こすことで、喜びを得ます。

水地比(すいちひ)3爻

親しむべきではない、いわば悪者やつまらない人、あるいは悪癖と手を切れない状態を示します。そのために被害を受けることがあるでしょう。自分も「まともな状態」とは言えない恐れ。できるだけの防御策を講じて、自らは動かず、耐えるのが得策です。

水地比(すいちひ)4爻

悪い誘惑者の手を振り切り、賢明な人と親しむことを示します。知的な目上の人に近づき、信頼を得るよう努力しましょう。常に礼儀正しい態度を崩さないことが求められているときです。その相手に引き立てられて、事をなすことができます。

水地比(すいちひ)5爻

暴君ではなく、名君となるには、何をすべきかを考え、実行するといいという意味になります。広い心を持つこと、進路をハッキリと示すこと、去る者は追わないことなどがあげられるでしょう。姿勢を変えずに頑張れば、周囲の人たちや後進がついてきます。

水地比(すいちひ)上爻

人に親しむことを怠ったために、孤独な状況に陥り、助けてくれる人もいない寂しい状況を示します。今からでも遅くはありません。改心し、心温まるつき合いを少しずつ積み重ねていきましょう。気位の高さや人への対抗心は封印すること。