火沢暌(かたくけい)

火沢暌(かたくけい)初爻

火と沢の水が相入れないように、同じところに長くとどまれば、人とぎくしゃくし始めることを示します。内輪もめの暗示となります。性格の不一致など、相性の問題が起こるでしょう。感情的になると、かえって事態は悪くなります。冷静になってください。

火沢暌(かたくけい)2爻

不可能と思っていたことが可能に変わるとき。対象をじっくりと360度の全方向から見ると、突破できる道が見つかります。つまり、入り口は正面だけではないということです。交渉ごとならば、ターゲットの家族や忠臣を取りこむなど、裏から手を回すのも効果的です。

火沢暌(かたくけい)3爻

牛が引く輿を止められたことがきっかけで大惨事となるストーリーです。行く手を遮られる、ささいな誤解が大ごとになる、無実なのに罰を受けるといったことが考えられます。物事を甘く見るべきではありません。しばらくは警戒心を緩めないでください。

火沢暌(かたくけい)4爻

周囲の人たちとぎくしゃくし、そっぽを向き合って、孤独を感じることを示します。けれど、自分からすり寄っていく気持ちにはなれないはず。不満も募り、物事は順調には進みませんが、今はひとりでいるのがいいと言えます。いずれ、気の合う仲間が現れます。

火沢暌(かたくけい)5爻

一族や仲間との絆が強まることを示します。運は強いとは言えず、困難もいくつかありますが、助けの手は差し伸べられます。あなたのためならと、さまざまな声が上がるでしょう。困ったことがあるなら、助けを求め、しかるべき人に相談を。

火沢暌(かたくけい)上爻

鬼かと思い、恐怖のあまり弓を射ようとするが間違いに気づくというストーリーです。誤解したり、されたりしてトラブルになる暗示。疑心暗鬼、被害妄想に気をつけたいときです。次第に状況は良くなっていきますから、今は判断、決断を避けてください。