毎日、努力している。
それなのに、思ったように結果が出ない。
「自分には才能がないのかもしれない」と、心が折れそうになることはありませんか?
今回お伝えするのは、努力を増やす前に考えたい「スィートスポット理論との出会い」です。
これは、努力をやめる話ではありません。
自分の力が伝わる場所に出会うことで、同じ努力でも結果につながり方が変わるという話です。
入社4年目のある日、人生が変わった
著者は長野県の地方局でアナウンサーをしていました。
月に1回、東京へ出て気晴らしをすることが習慣になっていました。
そんな入社4年目のある日、原宿の竹下通りを歩いていると、占い館の看板が目に入りました。
そこで言われた言葉が、人生の方向を考え直すきっかけになります。
当時は、アナウンサーとして努力していました。
周囲から見れば、安定した仕事です。
それでも本人の心は病んでいました。
どれだけ努力しても、心が苦しい。
その経験から、努力の量だけでは成功できないことに気づいていきます。
努力しても成果が出ないときに考えること
努力しているのに評価されないとき、私たちは自分の能力を責めがちです。
しかし、努力が届く場所にいなければ、力を出しても結果につながりません。
テニスのラケットには、ボールを打ったときに最も力が伝わる中心部分があります。
そこに当たれば、同じ力で振ってもボールは遠くへ飛びます。
これがスィートスポットです。
仕事や人生でも、同じように力が伝わりやすい場所があります。
肩書きが良いかどうかではなく、自分の力を自然に使えるか。
その力が相手に届くか。
ここが大切になります。
アナウンサーを辞める決断
著者は、アナウンサーとして努力を続けました。
それでも、自分にとってのスィートスポットはアナウンサーではないと感じるようになります。
そこで退職願を提出しました。
2002年3月31日、アナウンサーをやめ、作家として生きる道を選びます。
28歳で、収入はゼロになりました。
もちろん、怖さはありました。
それでも、合っていない場所で努力を続けるより、自分の力が届く場所を探したい。
その気持ちを優先しました。
12社に断られても、13社目で出版が決まった
作家を目指してから、原稿を書いて出版社へ送りました。
しかし、最初からうまくいったわけではありません。
12社から断られました。
「やはり自分には無理なのか」と思う場面です。
それでも原稿を送り続け、13社目で出版が決まりました。
ここで大事なのは、スィートスポットに出会えば、断られなくなるわけではないということです。
合っている場所にいても、すぐに評価されるとは限りません。
出会いのあとにも、続ける時間が必要です。
16冊目の本で年間ベストセラー1位に
出版が決まったあとも、順調な日々だけではありませんでした。
最初の15冊は、思うように売れませんでした。
それでも、本を書き続けました。
そして16冊目の本で、年間ベストセラー1位を獲得します。
努力しても成果が出ない時期があったからこそ、努力が届く場所を見つけることの意味が分かります。
スィートスポットは、何もしなくても成功できる場所ではありません。
努力したときに、その努力が結果へつながりやすい場所です。
努力の結果は数字にも表れる
序章では、努力の結果として数字に表れた変化も紹介されています。
起業家としての年商は、3,000万円、8,000万円、1億6,000万円へと変化しました。
また、勉強法によって偏差値が30から70になった事例も語られています。
数字だけを見ると、特別な才能があったように見えるかもしれません。
しかし、最初から順調だったわけではありません。
アナウンサー時代の苦しさがあり、退職の怖さがあり、出版社から12回断られた経験がありました。
だからこそ、自分の力が伝わる場所を探し続けたことが、後の結果につながったのです。
まとめ:スィートスポットとの出会いが人生を変える
スィートスポット理論との出会いは、努力を否定する考え方ではありません。
努力しているのに苦しいときは、努力量を増やす前に、自分の力が伝わる場所を考えてみる。
今いる場所が合っているのか。
別の役割なら力を出せるのか。
その問いを持つことが、最初の一歩になります。
著者は、何の取り柄もなかった自分でも成功できたと語っています。
スィートスポットを知ることで、人生は180度変わりました。
あなたは、今の場所で努力を続けますか?
それとも、自分の力が届く場所を探し直しますか?











