雑誌を読んでいる人がいますが、それは本当にあなたが好きな雑誌でしょうか?
「なんとなく、見出しが面白そうだったので買ってみた」
「今週号だけ、興味があったので手に取ってみた」
というのは、本当に好きな雑誌を買っているわけではありません。
ふらっと雑誌を手に取るということは、あなたは見出しに踊らされているということです。
自分の意志で買っているのではなく、その雑誌の編集部の策略に乗せられているだけです。
雑誌は、情報量も多いので、本当にあなたが好きな雑誌1誌だけにしましょう。
情報の取捨選択により、時間を短縮するという行為は、記事の内容を選ぶ前に、
雑誌を取捨選択するというところから、始まっているのです。
どうしても大好きな雑誌を1誌だけにして、あとの雑誌を購読するのをやめれば、その分だけ時間ができます。
もちろん、「ファッション関係の仕事をしていて、情報収集で必要なんです」といった、
仕事で使う場合であれば、それはあなたの夢とつながっていることなので、
複数の雑誌を片っ端からでも構いません。
ですが、趣味で雑誌を購読したいのであれば、1誌にしましょう。
それが、「軸をもってそれを貫く」ということなのです。
一つ軸があったほうが、情報が狭く、深くなります。
そうなって初めて、時間短縮にもなり、使える情報になるのです。
「私は、興味がある記事があれば、その都度、その雑誌を買います」
という人よりも、
「私はこの雑誌しか見ません。その代わり、20年購読しています」という人のほうが、
情報通になっていくのです。
さらには、狭いジャンル雑誌を1誌だけ読むというのが、情報通になり、
さらには時間短縮につながる秘訣です。
「野球雑誌を毎月買っています」という人よりも、
「毎月、『月刊ドラゴンズ』を買っています」という人のほうが、狭くて深い情報を得ることができるのです。
世の中には、狭いジャンルの雑誌というのが、あります。
『月刊むし』という、虫だけを扱った雑誌や、かつては『綱引マガジン』という綱引に特化した雑誌もありました。
「私は、電車の中吊り広告の見出しで、今週号のあの雑誌を買ったんです」という人よりも、
『月刊むし』を読んでいるんだよね」というほうが、周囲から一目置かれる存在になることができます。
『月刊ダム日本』というダムの専門雑誌もありますし、『月刊秘伝』という武術の専門誌もあります。
その中身について話したとしたら、周囲にはまず読んでいる人はいないので、
あなたはものすごい情報を持っているひとりになれるのです。
誰でも読んでいるような雑誌を読んでも、情報通にはなれません。
誰も読んでいないような雑誌を読むことで、情報通になれるのです。
周りの人が読んでいる雑誌を読まなければ、それだけで個性が深まります。
本屋で雑誌を選ぶ時間もゼロになりますし、時間の短縮ができるのです。
雑誌に関しては、ニッチジャンルの1誌に絞る。
もし、興味がある雑誌がなければ、そもそも雑誌そのものを購読しない。
という姿勢でいれば、時間長者になれるのです。
『あなたの時間はもっと増える 1分間時間術』