天地否(てんちひ)

天地否(てんちひ)初爻

何事も安泰が続くというわけにはいきません。上下がさかさまになることもあります。今はそんな変転のときですから、積極的な行動はおすすめできません。同じ志を持つ人と励まし合い、自分たちにとって正しい姿勢を貫くことが大切です。

天地否(てんちひ)2爻

天と地の気が交わらず、調和が取れないことを示します。八方塞がりを実感するかもしれません。こんなときは、じっとしているのが正解です。何かするとしても、自分からは動こうとしないで、周囲の流れに身を任せるのがいいでしょう。

天地否(てんちひ)3爻

力が足りていないことを示します。精神面でも、課題に対して集中できないという悩みが生まれそうです。人には話せないとか、平静を装わなくてはならない事柄があるためでしょう。その葛藤があるうちは、思うような成果を手にできません。

天地否(てんちひ)4爻

八方塞がりの状態が、徐々に緩み始めます。周囲を覆っていた暗い壁に、ほのかに明るいところを見つけ、突破口にできそうな希望が芽生えます。何事も人任せにしないで、自力で掘り進めることが大切です。必ず光を浴びることを信じましょう。

天地否(てんちひ)5爻

トラブルが去ったように感じますが、実は停滞しているだけです。たとえれば、敵キャラを仕留めたのではなく、気絶させただけと言えます。油断せず、努力を続けましょう。金運は収支の流れがよくなってきますが、節約の手を緩めないこと。

天地否(てんちひ)上爻

行く手を阻んでいた壁は取り払われ、平穏無事な状況が訪れます。我慢してきてよかったと思うような安堵のひとときです。苦労は報われ、成果を手にできるでしょう。さらなる発展の方向も見えてきます。不仲で悩んでいた相手との和解も可能です。