易 | １分間勉強法石井貴士人生は変えられるブログ

沢火革（たくかかく）

水と火の激しいバトルの結果、革命が起こるという卦です。しかし、ここはまだ火の燃え始めとなり、改革を行いたいと焦っても、動くには時期尚早であることを意味します。牛革のような強靭なもので逸る心をつなぎとめよ、という助言です。

改革の機運は高まっていますが、「やってやろう」という気持ちは、まだ内に秘めていたほうがいいときです。慎重にタイミングをはかり、ここぞというチャンスに動けるよう、準備を怠らないようにしているといいでしょう。

意図は正しく、力もあり、革命を起こすべきだという声も高まります。しかし、機はまだ熟していません。短慮で失敗したり、騒ぎが大きくなりすぎて妨害が起こったりする恐れがあります。物事を変える必要性を周囲にとことん説明し、じっくり進めることが肝心です。

革命のときが訪れました。古い習慣や制度を見直し、改善すべきところすべてをピックアップしてください。そして、すぐに実行に移し、やり残しのないようにすると、悔いがないことを示します。邪心なく、周囲の人間を幸せにする正しい志なら、天も味方してくれます。

虎の毛が抜け変わり、鮮やかな模様が現れるという爻（こう）で、革命が成就することを示します。すでに手をつけているでしょうが、さらに奮起し、物事を改善してください。状況はクリアになり、新しいステージに進むことができます。立身出世の兆しもあるとき。

有名な「君子豹変す」の爻（こう）です。これは、自分の都合で態度を一変させると誤解されていますが、もとは、豹の斑紋がハッキリするように徳のある人間はハッキリと改革するが、徳のない者は表面だけ改めるという意味です。細かな部分まで目配りし、改善の仕上げをすべきとき。

井戸の水が濁っていて、小鳥さえも見向きもしないことを示します。周囲から当てされず、寂しい思いをしそうです。当てがはずれることも多いでしょう。苦しい状況ですが、自分を見つめ直し、掘り下げていくしかないときです。

井戸のつるべが切れ、水がこぼれ、小魚を潤すのみという意味です。汲み上げる人の役には立たない、すなわち、大事なことはうまくいかないとき。力はあっても発揮できない状況です。資金を投入しても、無駄に終わってしまう恐れがあります。

井戸にはきれいな水があるのに、それを汲むことを思いつかない君主を示します。つまり、良いものを持っているのに発揮できない、認められないということ。今は我慢が肝心。計画を練りながらチャンスを待つといいでしょう。

井戸の水質を保つために、井戸の中に石を積む、または周囲の石畳などを整えることを示します。外部から問題が持ち込まれないように点検するといいとき。内部の良いものの保護に努めることも大切です。そうすれば、おいしい水が飲めるような成果があります。

井戸の水が清く冷たく、人々の喉を潤すことを示します。望みは叶い、幸福感を味わえます。人が集まってきて、皆を喜ばせることができるでしょう。これまでの苦労が実り、一安心です。新たな展開に着手してもいいときです。

自分が井戸の水を汲み終わっても、蓋をせず、次に来る人に飲ませたいという心を示します。思いやり深くなることから信用も増し、多くの人に慕われるでしょう。その美しい気持ちで行うことは、すべて上首尾となります。

上昇が続いた末に行き詰まり、困窮する様子を示します。なんとかしようと動き回りたくなりますが、どうにもならず、腰を下ろすところは、不安定な切り株しかないという状況です。気を強く持って、耐え忍ぶしかないときです。

まだ我慢が必要な段階です。生活に不安が兆すようなこともあるかもしれません。あなたの苦境を知って、援助の手を差し伸べようとする人は確かにいますが、事情があって近づいてこられません。気持ちだけでもありがたく受け取り、踏ん張る姿を見せましょう。

前に石が立ちはだかり、後ろには棘のある草、家に帰っても誰もいないというストーリーで、困難のピークです。動き回れば傷を負うばかりでいいことがありませんから、ダメージを最小限に抑える努力をしてください。悪あがきはいけません。

険しい環境に阻まれ、救援物資が届かないことを示すものです。望みはありますが、困難な状況から抜けられるのは、もう少し先です。当てにしていた収入が遅れることも考えられます。諦めず、気を許さず、乗り越えましょう。

しばらく困難な状況にあったので、お金も回らず、世間に対する信用に傷がついたかもしれません。しかし、悪い部分はすでに対応済みのはずです。正直な部下が活躍することで、これからは信用回復が可能です。積極策に出てもいいでしょう。

風に吹かれる草のように、ぐらぐらとして頭の位置を保つことができません。もうすぐ困難から脱出できそうですが、不安や焦りにとらわれてしまいがち。初心や基本にかえって、何を大事にすべきか確認しましょう。場合によっては、方針変更も悪くありません。