地風升(ちふうしょう)

地風升(ちふうしょう)初爻

順調な成長を示す卦の第一歩ですから、先は明るいものの、まだ目に見えるほどの伸びは期待できません。今は、新規事業に乗り出さないほうがいいでしょう。追い風を信じて、従来のものを着実に進めてください。良い人が集まれば、どんどん上昇していくことが可能です。

地風升(ちふうしょう)2爻

周囲の人たちの信頼を得て、さまざまなサポートも得られ、大きなことを成し遂げるときです。その収益は、まだ小さいものかもしれません。しかし、将来が大いに楽しみになるはずです。名前が轟く、名誉を受けるということもあるでしょう。

地風升(ちふうしょう)3爻

木の芽がいよいよ地上に出て、何も遮るものがないので、すくすくと伸びることを示します。何事も勢いよく、順調に推移すると考えていいでしょう。ただ、それが太くしっかりとした茎かというと、そうでもなく、心もとないこともあります。中身の充実をはかりましょう。

地風升(ちふうしょう)4爻

徳のある人物が神をまつれば、神に意が通じて大吉であるというストーリーです。自分の力や立場を誇示するのではなく、天のおかげととらえる謙虚な姿勢が大切です。身近な人たちのおかげと口にすれば、親密度が増し、安泰です。

地風升(ちふうしょう)5爻

人に公平に接すれば吉。そうすれば、遠くにいた「つわもの」たちも集うことを示します。賢明な部下の協力が欠かせないとき。上手に人を使い、やる気にさせましょう。もちろん、正しいポリシーや世界の役に立つというビジョンを示さなくてはなりません。

地風升(ちふうしょう)上爻

成長の卦の最終段階ですから、行き止まりであることを示します。ここで折り返す必要がありますが、周囲が暗いので道を踏み外す恐れがあります。そのため、持ち物を落としてしまう暗示。本筋を守って、怠けず精進すれば、現状維持が可能でしょう。

沢地莘(たくちすい)

沢地莘(たくちすい)初爻

良い人を選んで集めればいいとわかり、繁栄する卦の第一段階です。さまざまなものが集まる前に一度乱れ、物事の進展がないときです。改めて、目標を声に出して確認してみては? トップの立場の人にアタックする前に、二番手を攻略すべきという暗示もあります。

沢地莘(たくちすい)2爻

腐敗しやすい季節には、お供物を山積みするより、真心が大事であることを示します。自分から目立つことをしなくても、目上の引き立てや援助が期待できます。もちろん、正しい目標を持っていること、方針を変えないこと、誠実な態度であるからこそ、抜擢されるのです。

沢地莘(たくちすい)3爻

故障や妨害といったトラブルのために、物事がスムーズに運びません。あなた自身も横道にそれがちな点には気をつけたいときです。本流を見失わないようにして踏ん張ることが大切。そうしているうちに解決の糸口を見つけられます。ただ、自分勝手な頑張り方ではいけません。

沢地莘(たくちすい)4爻

人との交流の機会が多いときですが、相手のタイプは問えません。面白くない結果となる人間もいますし、気を使わなくてはならない相手もいます。今後良いつき合いができるかどうかを見定める姿勢が大切。そうやって選んだひとりとの共同作業は、概ねうまくいきます。

沢地莘(たくちすい)5爻

あなたのポジションや力を目当てに人が次々とやってきます。しかし、信頼関係が築かれるとは限らず、人を見る目を養いたいときです。また、一見すると立派なものが現れますが、内情をよく調べたほうがいいという解釈もできます。

沢地莘(たくちすい)上爻

「集まる」が極まれば、次は「散る」こととなり、嘆き悲しむ出来事の暗示です。自分でも信じられないような手違い、勘違いがあるとき。高い位置にいても、中身が伴わないのでバランスが悪いことを示します。反省し、力を養えば問題ありません。

天風姤(てんぷうこう)

天風姤(てんぷうこう)初爻

どん底のときには、さらに悪い者と出会うことを示します。今は勢力が弱いものの、あなたを脅かしそうな物事があるので、何かにつないで動きを封じるべきということ。つまり、問題のスケールが小さいうちに凍結したほうがいいでしょう。風評被害にも気をつけたいとき。

天風姤(てんぷうこう)2爻

新鮮ではない魚を大事な客には出せないというストーリーです。すなわち、身近に腐りかけているものがあるが、それを外に出さなければ災難に遭わないという意味です。陰謀や不正、また悪い誘いの取り扱いに注意。悪者とは真っ向から勝負するのではなく、上手にかわしてください。

天風姤(てんぷうこう)3爻

気持ちが落ち着かず、迷ってばかりで進めないときです。けれど、今は無理をせず、立ち止まっているのが無難。むしろ、予定通りにできず、止まっているところに幸運のきっかけがある兆しです。新規事業はスタートさせないほうがいいでしょう。

天風姤(てんぷうこう)4爻

人に奪われた何かを取り返そうとして災いを招くことを示します。訴訟を起こしたり、お金をつぎ込んだりしても、もとには戻りません。また、タイミングをつかめず、コミュニケーションが不十分なために望むものを手にできない暗示もあります。意地を張らないことです。

天風姤(てんぷうこう)5爻

風が吹いて柳の大木が揺れ、根元に隠れていた瓜がチラリと見えることを示します。何かが隠されているのがわかるとか、思いがけない現象が現れるという意味です。不出来な部下を表舞台に出してはいけないとも読めます。また、真相を知っていても知らんぷりするのがいいとき。

天風姤(てんぷうこう)上爻

行きすぎ、やりすぎが多くなるとき。人と競ったり争ったりすることが多くなりますが、うかうかと勝負に乗らないほうが無難です。人のすることに手出し、口出しすることも凶。また、立場を強調しすぎて、目下の人たちとぎくしゃくするということもあるでしょう。