「今いる会社では、なぜか自分の力を出せない」。そう感じたことはありませんか。努力が足りないのではなく、あなたの才能が出ないルールに自分を合わせているだけかもしれません。
ファミリーマートは8月26日、新しい身だしなみ基準を発表しました。9月1日から全国約1万6500店舗で、髪の色を自由にし、ヒジャブも認める方針です。スタッフ約20万人のうち13%が外国人で、人材を確保する目的もあります。
会社に人を合わせる時代から、人に会社が合わせる時代へ
これまでは「会社のルールに従える人が来てください」という考え方が中心でした。しかし人手不足の今は、「あなたに合わせるので来てください」という会社も増えています。
転勤があるなら、その会社には行かない。副業が禁止なら、働き方を考え直す。こうした選択を、最初から伝える人も珍しくありません。会社の命令に個人が合わせるだけでは、人材を集められない時代になっています。
Yahooでは、このルール変更をめぐって3600件以上の議論が起きました。「時代に合っている」という声と、「接客業なら身だしなみは必要」という声が対立しています。見た目の清潔さは必要ですが、髪の色や宗教上の服装が、その人の能力を決めるわけではありません。
個性が消えるのは、能力がないからではない
茶髪だから能力が下がるわけではありません。髪型や服装を含めた個性が、ルールによって見えなくなっているだけの場合があります。
親の介護があり、家から動けない人が、転勤のある会社で力を出すのは難しいでしょう。反対に、転勤がなく、働き方を選べる会社なら、その人の経験や能力が生きるかもしれません。
大切なのは、無理に自分を変えることではなく、自分が輝ける環境を選ぶことです。もちろん中学生や高校生は、すぐに学校を辞めるのではなく、3年間は我慢が必要な場合もあります。一方で、会社は自分に合わない場所から移る選択をしやすいでしょう。
あなたを縛っているルールを書き出す
まず、自分が苦しいと感じるルールを3つ書き出してみてください。髪型、勤務場所、転勤、副業、働く時間、人間関係。何が嫌なのかが分かれば、次に選ぶ環境の条件が見えてきます。
私自身も、嫌な人をお客さんにしないというルールを持っています。面談に10分遅れて来る人には、もう結構ですと伝えることがあります。正当な理由がない遅刻は、やる気がないサインだと考えるからです。お金になりそうでも、嫌な人と組みたくはありません。
結果として、私の周りにはいい人が多いと言ってもらえます。これは誰にでも好かれようとするのではなく、自分のルールに合う人を選んできたからです。
スイートスポットに近い場所を選ぶ
人は生まれつき、スイートスポットと呼ばれる職業を3つ持って生まれてくると言われています。自分に合う職業や環境を知れば、会社のルールに合わせ続けるのではなく、自分のルールと近い場所を選べます。
ファミリーマートの身だしなみルール緩和も、単なる自由化ではありません。個性を理由に働けなかった人が、力を出せる場所を増やす動きです。会社側にとっても、働ける人を増やすことにつながります。
私が100冊目の本『スイートスポット』を無料で届けているのも、自分の立つ場所を見つけてほしいからです。私は人生で200冊の本を出すと決め、いま折り返しに来ています。230万部を出しても、まだ私の本を読んだことがない人がいます。だから買ってくださいと言うだけでなく、まず無料で読んでもらうことにしました。
今いる場所で輝けないなら、才能がないと決めつけないでください。あなたを縛るルールを書き出し、自分のルールと近い環境を探しましょう。場所を変えるだけで、同じ人が輝き出すことがあります。
メタディスクリプション:ファミリーマートの身だしなみルール緩和を例に、自分の才能が出ない環境から抜け、自分が輝ける場所を選ぶ方法を解説します。転勤、副業、個性、人間関係など、あなたを縛るルールの見つけ方も紹介します。














